SEO導入のガイドライン

事例から見るSEOプラン設計

CASE01:旅行系ポータルサイトの場合

北海道のホテルや旅館の宿泊予約を受け付けるポータルサイトを例に、SEOのケーススタディを説明します。

【 サイトの目的 】

北海道旅行をしたいお客様に、温泉旅館・ホテルの宿泊予約をしてもらう。

【 サイトの特徴 】

北海道内の観光地やイベントと併せた宿泊施設情報を提供。地域別、ホテル別、プラン別、特集など、様々な切り口で旅行先の情報を公開しており、各ページから宿泊予約ページまで誘導するサイト設計になっている。

【 サイトの課題 】

様々な検索ワードでのアクセスが予想されるため、検索ユーザーの知りたい情報と合致するページへと誘導できないと離脱率が高まる。 取り扱う地域が広いため、複数の地域をカバーできるよう、対策キーワードは複数で行う事が必要になる。

【 ターゲット層 】

旅行意識の高い「顕在層」「顧客層」のユーザー。

キーワードの調査

サンプルサイト
サイトの目的・特徴・課題・ターゲット層を踏まえて、SEO対策を行うのに適切なキーワードが何であるかを調査します。

まず、検索エンジンからサイトに訪れるユーザーが、検索に使用していた単語の傾向をまとめました。

  • 【 検索「単語」調査結果 】
  • ・具体的な「ホテル名」や「旅館名」
  • ・北海道内の様々な「地域名」
  • ・宿泊形態として「ホテル」「旅館」
  • ・旅行形態として「プラン」「ツアー」
  • ・価格形態として「格安」「激安」
  • ・旅行の目的として「温泉」「グルメ」「動物園」

このように様々な単語を組み合わせたキーワードで、ユーザーがサイトに訪れている事がわかりました。(実際のキーワードとしては「札幌 ツアー」「格安 旭山動物園」「登別 温泉」など)

候補となるキーワードの選定

サイトの訪問者が実際に検索しているキーワードを特定しましたので、次にサイトの目的である「温泉旅館・ホテルの宿泊予約をしてもらう」ために「宿泊する意思が強いキーワード」を選んでいきます。

観光先となる地域名やホテル名など、具体的に旅行先や目的を決めている事がわかるキーワードが「宿泊する意思が強いキーワード」に該当します。このキーワードは「旅行意識の高いユーザー」が主に使うキーワードになります。

「宿泊する意思が強いキーワード」をSEO対策をする事で、旅行意識の高いユーザーをサイトに誘導でき、高確率で宿泊予約のコンバージョンへと繋ぐ事ができます。

これらを考慮し対策キーワード候補を選定します。以下が候補となるキーワードとユーザーの傾向一覧です。

組み合わせ例 キーワード例 ユーザーの傾向
ホテル名

札幌●●ホテル

●●●ホテル

ホテル名を具体的に挙げているため、旅行意識が高いと言えます。しかし、ただホテルの公式サイトを探している可能性も高いです。
地域名+ホテル

函館 ホテル

知床 ホテル

特定地域のホテルを探している場合が多く、宿泊も考えているため旅行意識が高いと言えます。
地域名+ホテル+予約

函館 ホテル 予約

知床 ホテル 予約

特定地域のホテルに対して的を絞っており、且つ「予約も行いたい」と考えているため、旅行意識が「地域名+ホテル」よりも高いと言えます。
地域名+温泉

登別 温泉

定山渓 温泉

特定地域の温泉を探していますが、宿泊ではなく温泉のみを探している可能性もあります。
地域名+温泉+宿泊

登別 温泉 宿泊

定山渓 温泉 宿泊

特定地域の温泉に対して的を絞っており、且つ「宿泊したい」と考えているため、旅行意識が「地域名+温泉」よりも高いと言えます。
地域名+宿泊

旭川 宿泊

小樽 宿泊

特定地域の宿泊を考えていても、温泉は考えていない可能性があります。
地域名+宿

旭川 宿泊

小樽 宿泊

特定地域の宿泊を考えていても、温泉は考えていない可能性があります。

取り扱う地域が広範囲のため、地域名を加えたキーワードでの取り込みが主となります。

候補となるキーワードの傾向分析

次に、候補に挙げたキーワードの検索ボリュームを調査します。旅行意識の高いユーザー数の見込みを立てるためです。

マトリックス表
右図は、検索ボリューム数と旅行意識の高いユーザーとの関連性を表したグラフです。

右に行くほど旅行意識の高いユーザーとなり、コンバージョンに繋がりやすいです。上に行くほど検索ボリュームが多くなります。

この分析結果から、SEO対策を行いコンバージョンを期待できるキーワードの組み合わせとして、以下の3つを決定しました。

  • ・検索ボリューム、コンバージョンの高い「ホテル名」
  • ・検索ボリュームの多い「地域名+ホテル」
  • ・検索ボリュームの多い「地域名+温泉」

提案するキーワードプラン

「地域名+ホテル」「地域名+温泉」「ホテル名」のキーワードをどのように組み合わせると、効果的にユーザーを取り込めるのかを検討します。

「地域名+ホテル」と「地域名+温泉」は、アクセス数を取り込むには最適なキーワードですが、旅行意識の高いユーザーの取り込みには向きません。
そのため「ホテル名」と併せた対策をする事で、よりアクセス数を増やし、旅行意識の高いユーザーを取り込む事ができると考えます。

以下2つのキーワードプランを作成しました。

【プラン1】
組み合わせ例 キーワード例 ユーザーの傾向

ホテル名

地域名+ホテル

●●ホテル函館

函館 ホテル

旅行意識が高い「ホテル名で宿泊先を探しているユーザー」と「特定地域でホテルを探しているユーザー」がターゲット。

「ホテル名」だけで対策しないため、旅行意識の高いユーザーを取り込めます。
アクセス数が多くあり、コンバージョンに繋がる確立も高いキーワードプランです。

【プラン2】
組み合わせ例 キーワード例 ユーザーの傾向

ホテル名

地域名+ホテル

地域名+温泉

登別●●ホテル

登別 ホテル

登別 温泉

旅行意識が高い「ホテル名で宿泊先を探しているユーザー」と「特定地域でホテル、温泉を探しているユーザー」がターゲット。

「温泉」のキーワードが入ることで「旅行先で温泉を目的」とするユーザーが加わりますから、上記プランよりもアクセス数が望め、コンバージョン率も増加するキーワードプランです。

取り扱っている全地域をカバーするのであれば、取り扱う地域分の「地域名+ホテル」や「地域名+温泉」でのSEO対策が必要です。

「ホテル名」も同じく、全ホテルをカバーするのであれば、取り扱うホテル数分のキーワード数が必要となります。

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